顧客理解のチェックリスト

「顧客理解を体系的に整理できているか」については、まずは自社の現状把握が必要です。以下のチェックリストで顧客理解のレベル感を確認できます。これらのうち、一つでもチェックが付けられないと、顧客理解について課題があると言えます。

自社が、顧客ニーズを勘違いしたカスタマーサクセス組織になっていないかを確認してみましょう。

  1. 顧客に苦言を呈することができる
  2. 顧客から顧客業務についてアドバイスを求められる
  3. 顧客の業務プロセスについてKPI(Key Performance Indicator)を設定している
  4. 顧客と、KPIなどをベースにした定量的な議論ができている
  5. 顧客ニーズを常にアップデートして把握できている
  6. カスタマーサクセスマネジャー間での顧客理解の認識齟齬がない
  7. プロダクトチームともサービス開発で揉めずに機能開発の議論ができる
  8. セールスチームと顧客獲得で揉めることがない
  9. ボードメンバーと、ターゲティングや顧客課題について常に共有している
  10. カスタマーサクセスマネジャー全員が常に、ジャーニーマップ/プレイブックを参考にしてアクションしている

チェックがついた項目の数から、自社の顧客理解度のレベル判定が可能です。レベルはゲインサイトで整理されている「カスタマーサクセスの成熟度曲線(マチュリティカーブ)」と対応付けできます。多くの企業は、Lv1〜2に位置している状況ではないでしょうか。

点数レベル説明
〜3Lv1(Reactive)顧客理解が不十分な状態。
顧客から言われていない課題に気づけない。
4〜6Lv2(Insights & Actions)特定のカスタマーサクセスマネジャーだけが顧客を理解している状態。
顧客対応レベルがカスタマーサクセスマネジャー各々でバラつくため、満足している顧客とそうでない顧客が混ざっている。
7〜9Lv3(Outcomes)カスタマーサクセス組織として顧客を理解している状態。
顧客対応方針を決めたら同じレベルで顧客対応できている。
10Lv4(Transform)カスタマーサクセス組織が経営を牽引している状態。
カスタマーサクセス組織の顧客理解を起点に、組織や経営に影響を与えている。
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